戸建てを購入したいと考えたとき、重視したいポイントは人によってそれぞれです。
なかでも、「最初に目につく玄関にこだわりたい」という方もいらっしゃるでしょう。
今回は、玄関ポーチとは何か、どんな注意点があるのかも含めてご紹介します。
戸建てに設置できる「玄関ポーチ」とは?
玄関ポーチとは、玄関前のひさしのある出入り空間のことを指します。
玄関アプローチとの違いは、建物の一部かどうかという点にあります。
玄関ポーチはひさしがあるため建物の一部となり、それ以外の敷地入り口から玄関ポーチまでの通路を玄関アプローチと呼ぶのです。
玄関ポーチは雨よけとしての機能や、玄関扉や壁を日差しから守る効果があります。
また、玄関ポーチ自体を後付けすることも可能です。
このほか、玄関ポーチに目隠し用のウッドフェンスなどを取り付けられるため、玄関を誰かに覗かれる不快感を和らげる効果や、防犯としての機能も期待できます。
玄関ポーチに花を置くなど、アイデア次第で玄関先をおしゃれに飾れるため、見た目も華やかになります。
戸建てに玄関ポーチを設置する際の注意点とは?
おしゃれで機能性にも富んだ玄関ポーチですが、戸建てに設置する際には注意点があります。
まず、玄関ポーチ部分が外階段に繋がっている場合、スペースを十分に取らなければなりません。
失敗例として、玄関の扉が引き戸ではなく外側に開くタイプのドアの場合、玄関ポーチのスペースが狭いと階段の段差で転んでしまう危険性があるのです。
玄関ポーチを広くしすぎて階段のスペースが狭くなってしまった場合も、急な段差で使いづらいという失敗例がありますので注意が必要です。
さらに、ひさしが浅すぎると、雨よけや日差しよけとしての機能が果たせないケースもあります。
このほか、目隠し用のウッドフェンスなどの取り付ける際に玄関が狭くなってしまったり、圧迫感が出てしまったりという失敗に繋がるケースがあるのです。
また、目隠し用のフェンスが原因で日差しが遮られてしまい、玄関先が暗くなってしまうというデメリットもありますので、注意が必要です。
玄関ポーチや目隠し用のフェンスなどを後付けで設置する場合は、設置したあとのイメージをよく確認しておかなければ、後悔が残る結果となりかねません。