スケルトン・インフィルは建築の考え方の一つになり、SI住宅と略されています。
構造として、スケルトン(構造躰体)とインフィル(間取りや内装)をわけて建築する方法です。
スケルトンには、柱・梁・床など、インフィルは設備・内装などのことを指します。
スケルトン・インフィルの新築一戸建てを、購入するメリットとデメリットをご紹介します。
スケルトン・インフィル構造の新築一戸建てを購入する3つのメリット
スケルトン・インフィル構造で新築一戸建てを購入する際の3つのメリットをご紹介します。
1つ目に、大規模なリフォームや建て替えなしで、間取り変更が可能です。
子どもが小さい間は、オープンスペースにし、大きくなったら子ども部屋の個室を作ることができます。
また、自分たちの将来のことを考えることもできます。
年齢を重ね、足腰が不自由になった際、段差をなくし手すりを設置など目的に合わせたリフォームが可能です。
2つ目に、設備交換がしやすく、長く快適に過ごすことができます。
スケルトン部分の寿命は約100年、インフィル部分は約30年になります。
通常の住宅の場合は、劣化した箇所があると大規模なリフォームが必要ですが、スケルトンとインフィルが分けて建てられているので、劣化した箇所だけ交換することが可能です。
3つ目に、長く暮らせるため、子どもや孫に住宅を引き継げます。
劣化した箇所や寿命が短いインフィル部分を定期的にメンテナンスすることで、何年も長く快適に過ごせるため次の世代へと引き継いでいくことが可能です。
スケルトン・インフィル構造の新築一戸建てを購入するデメリット
スケルトン・インフィル構造のデメリットとして、初期費用のコストが高くなってしまいます。
内装の自由度を高め、耐久性を保つためにどうしても高くなります。
また、マンションの場合はスケルトン・インフィル構造により騒音トラブルになることもあります。
自由な間取りできるメリットがデメリットになることです。
今まで寝室で問題なかったとしても、リフォームしたことで道路に近くなったとします。
夜中に車や人の話す声などが気になり眠れなくなる恐れがあります。
騒音トラブルの可能性を想定して、防音対策も必要になるでしょう。