戸建住宅の購入を検討している場合には、鉄筋コンクリート造と木造の特徴や違いを押さえておくことも大切です。
それらを知っておくことで購入時だけでなく長い目で見た時のメリット・デメリットも浮かび上がってきます。
今回は、鉄筋コンクリート造と木造の住宅の特徴や違いについて詳しくご紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
戸建住宅における鉄筋コンクリート造と木造のそれぞれの特徴
鉄筋コンクリート造の住宅の特徴は次のとおりです。
●建物の主要となる部分に鉄骨を使用しており、壁、床、柱、梁などにコンクリートが使用されている。
●鉄筋とコンクリートを組み合わせているため、お互いの弱点を補い合って丈夫な建物になる。
●ビルやマンションなどの高層階まである建物に用いられることが多い。
次に木造住宅の特徴についてご紹介します。
●土台、壁、柱などに木材を使用している。
●さまざまな木材が使われるが、特に杉や檜が多く用いられる。
戸建住宅における鉄筋コンクリート造と木造の違い
鉄筋コンクリート造の住宅と木造住宅の違いを、項目ごとに比較していきましょう。
固定資産税
鉄筋コンクリート造はそれほど下がっていませんが、木造住宅は近年下がる傾向にあります。
耐震性
鉄筋コンクリート造は耐震性に富んでいますが、木造は使われている木の種類によって異なります。
建設費用(材料費・人件費)
鉄筋コンクリート造は木造に比べて若干高めの傾向にあります。
室内の温度
鉄筋コンクリート造は暑くなりやすいのに比べて、木造は通気性がよいのが特徴です。
耐久性
鉄筋コンクリート造は長期にわたって耐久性がありますが、木造は木の種類によって異なります。
メンテナンス費用
耐久性が高い鉄筋コンクリート造に比べて木造は定期的にメンテナンスをする必要があります。
鉄筋コンクリート造と木造の戸建住宅の費用は?
鉄筋コンクリート造は耐震性に優れており耐久性が高い他、デザインも自由度が高いのが特徴ですが、建築コストが高めなので購入する場合は費用が高額になりがちです。
工法や施工会社によって金額は異なりますが、鉄筋コンクリート造の場合は坪単価が70万円から80万円、木造の場合は坪単価が50万円から60万円ぐらいというのが一般的です。