今回は「新築一戸建ての外壁をどうするか」をテーマとしたお話です。
外壁は家の印象を決める大きなポイントとなりますので、家づくりにおいてこだわる方は少なくありません。
まずは外壁の種類やその種類ごとの特徴を解説したうえで、外壁選びで押さえるべきポイントについてもご説明しますのでぜひ参考にしてください。
新築一戸建てに使われる外壁のおもな種類とその特徴とは?
今の日本での新築一戸建てに使われる外壁のおもな種類とその特徴とはどんなものか、まずはそれから解説しましょう。
塗り壁系
土や漆喰・モルタルの塗り壁などがこの「塗り壁系」に該当する外壁で、これら左官職人の手作業で壁塗りがなされるというのが最大の特徴で、その仕上がりは手塗り独特の風合いがあります。
サイディング系
加工済みの板状外壁材をつなぎ合わせて外壁を完成させるタイプのもので、サイディングの材質にもいろんな種類があります。
もっともポピュラーなのはセメントや繊維質などを原料とした窯業系サイディングですが、他にもガルバリウム鋼板などの金属系サイディング、塗装をほどこした無垢材や集積材を使う木質系サイディングなどもあります。
ALC
ALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concreate=高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリート」の頭文字をとった名前の外壁材です。
コンクリート内にたっぷり含まれた気泡が軽量化を実現しているだけでなく、優れた断熱性や防音性も実現しているのが大きな特徴です。
新築一戸建ての外壁選びで押さえておくべきポイントとは?
新築一戸建ての外壁選びで押さえておくべきポイントとはどんなものなのかというと、おもに以下の3点があげられます。
1.外観も含めた、家のイメージに合うものを選ぶ
どれだけよい外壁でも、家や庭のイメージとまるで合わないようなものを選んでしまってはもったいないため、自分たちの家のイメージや雰囲気と調和するデザインや色・材質の外壁を選びましょう。
2.予算に合うものを選ぶ
お金をいくらでもかけられるなら外壁のグレードも選び放題ですが、外壁に使える予算の上限は必ず先に決めておくのがおすすめです。
3.機能や耐久性なども考慮する
「断熱性の高い外壁がよい」「長持ちする外壁がよい」などの機能面や耐久性に関しての要望も自分たちで先にまとめておき、予算内でそうした要望になるべく近いものをいくつかチョイスしましょう。