一戸建ての購入を検討している方のなかには、平屋にするか、2階建てにするか、3階建てにするか、階数に悩んでいる方も多いでしょう。
せっかくのマイホームであれば、後悔だけはしたくないですよね。
この記事では、3階建ての一戸建てを購入する場合についてご説明します。
そのメリットや注意点にも触れるので、ぜひ参考にしてください。
3階建ての一戸建てを購入するメリット
3階建ての一戸建てを購入するメリットは、まず狭い土地でも有効活用できる点です。
主要な駅や繁華街の周辺は地価が高く、ビルやマンションなどが建設されるため、土地が空いていても一戸建てを買うには高額だったり、狭かったりします。
しかし、3階建ての一戸建てであれば、狭い土地でも有効に使えるので、平屋や2階建てよりも選べる土地の選択肢が広がります。
また、必要となる土地の広さが少なくてすむので、土地の購入金額が安くなるのもメリットといえるでしょう。
そして、日当たりを確保するために天窓を設けたり、スケルトンにしたりと間取りを工夫すれば、誰ともかぶらないオンリーワンの住宅づくりが可能です。
フロアが増えるとスペースに余裕が生まれるため、収納スペースや趣味用のスペースなどを設けることもできます。
3階建ての一戸建てを購入する注意点
3階建ての一戸建ては、フロアごとの温度差が生まれやすいのが注意点です。
日光を取り込みやすい3階は暖かい空気が上がりやすいこともあり、温度が高くなりがちですが、対して1階は冷たい空気が下へ流れやすく、日当たりも確保しにくいため、寒くなりやすいです。
すべてのフロアを均等な温度に保つためには、断熱性・気密性の高い家選びが必要になります。
そのため、全室空調のシステムを設けるのもおすすめです。
また、3階建てにすると土地代は安くすみますが、建設費用が高くなるのも注意点です。
買い替えであれば、工期が長くなる分さらに仮住まい用の費用もかかります。
くわえて、建設にあたっては高さ制限や斜線規定など、さまざまな条件があるので注意しましょう。
日本全国ほとんどの土地には、都市計画法に基づいて「用途地域」が指定されており、それぞれ建ぺい率や容積率が定められています。
道路斜線制限や北側斜線制限などは、建物自体の形状にも関わってきます。
自分で調べるのが難しければ、住宅メーカーなどでスタッフに聞いて、建てる予定の土地だとどのような制限がかかるのか、教えてもらうとよいでしょう。