新築一戸建てに設置する設備としても人気があるグルニエは多彩な活用法を持つスペースです。
これから新築一戸建てを購入しようという方のために、グルニエという設備の特徴やメリットについて解説します。
新築一戸建てにもおすすめの設備 グルニエの特徴とは
屋根裏収納スペース「グルニエ」
グルニエとは、フランス語で屋根裏部屋を意味する言葉です。
収納スペースとして新築一戸建てにグルニエを設ける人も多くなっています。
家の中でも最上階にあたる部分ですから窓が備わっていれば日当たりもよく、主に収納スペースとして考えられているとはいえもう1つ部屋があるというだけでも得した気分になれます。
グルニエの用途
日本では屋根裏収納と解釈されることが多いグルニエですが、もともと屋根裏部屋は人が住むこともあったスペースです。
寝室として使ったり、子どもが小さいときに遊ばせるスペースにしたりするのもいいでしょう。
もちろん、収納スペースとして利用するのもありです。
ロフトとの違い
グルニエは、ロフトによく似ています。
ただし、2つのスペースには決定的な違いがあります。
ロフトは、部屋の一部を2階建てのように区切っているのが特徴です。
固定式のはしごが取り付けられて、行き来できるようになっています。
一方、グルニエは天井と屋根の間にスペースが設けられているのが特徴です。
グルニエと行き来するはしごは、固定式でないことが建築基準法で決められています。
取り外しができたり、天井に格納式のはしごが使われたりすることが多いです。
新築一戸建ての設備にグルニエを導入するメリット
まとまった収納スペースができる
グルニエがあると、収納スペースが増えます。
クローゼットや納戸のような収納スペースでなく、もっと大容量のまとまった一部屋分となるスペースです。
ほかの部屋からは見えないため、何をどのように置くのも気兼ねが要りません。
設計上、ほかの場所には収納スペースを作りにくい場合も、屋根裏なら設置しやすいでしょう。
非日常的な楽しみ方ができる
子どもの頃、屋根裏部屋に憧れたことはありませんか?
秘密の場所のような雰囲気があるのも、グルニエの魅力です。
あえてものを置かず、子どもがいつでも遊べるスペースとして確保しておくのもいいでしょう。
静かに眠れる
寝室として使うと、落ち着いて眠れるという人もいます。
天井が近くにあるため圧迫感がありそうですが、狭い空間のほうが落ち着くというタイプの人にはおすすめです。
常に寝室として使用しなくとも不意の来客があったときの寝室代わりにするのも便利ではないでしょうか。