マイホームの購入は、人生においてとても大きな買い物です。
そのため、新築一戸建ての購入を検討しているけれど、なかなか最適な時期が見極められないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、新築一戸建ての購入に適した時期について、ライフイベントや収入、年齢といった「個人的状況」と、金利やコロナ禍といった「社会情勢」という2つの視点でご紹介していきます。
新築一戸建ての購入時期はライフイベントなど個人的な理由が多数
日本では、新築一戸建てに限らずマイホームを購入する年齢は「30代後半から40代前半」が多くなっています。
その理由としては、20代の頃と比べて仕事や年収が安定してくる年代であるということがひとつ。
もうひとつは、購入時期が40代後半より遅くなるとそれだけ住宅ローン完済時の年齢が高齢になることや、住宅ローンを組める年数が短くなって毎月の返済額が高くなってしまうことなどが考えられます。
また、この30代後半頃から「結婚」や「子どもの誕生」といった大きなライフイベントを迎える方も多く、将来を見据えて賃貸住宅から新築一戸建てへの住み替えを決意する方も多いようです。
さらに、転職や子どもの進学にともなって職場や学校の近くに新築一戸建てを購入する方もいれば、子どもが独立するタイミングで夫婦2人のための手狭な家を購入する方もいます。
これらの個人的ライフイベントは家庭によって時期が異なりますが、多くの方にとって新築一戸建てを購入する大きなきっかけとなっているようです。
コロナやオリンピックの影響は?社会情勢から見る新築一戸建ての購入時期
では、社会的な情勢から考えると新築一戸建てに適した時期はいつなのでしょうか?
国土交通省による「令和2年地価調査」のデータを見ると、新型コロナウイルスの影響もあり、全国の地価平均価格が前年より0.3パーセント下落しています。
一般的にオリンピック開催地では地価が上昇し、閉幕後に下落するといわれています。
また、住宅ローンの金利は近年ずっと下がり続けており、10年前と比べると3分の1程度にまで下がっている商品もあります。
住宅ローンの金利が低く、地価も下がっている現在は、新築一戸建てを購入するには適した時期だといえるのではないでしょうか。