夢の新築一戸建てのためのステップとして、避けては通れないのが住宅ローン審査です。
立地など条件の良いワンランク上のマイホームを手に入れるにあたって、住宅ローンの審査が通るか通らないかはとても重要なポイントでしょう。
この記事では現在新築一戸建てを検討されている方へ向けて、住宅ローンの審査の流れや基準について解説していきます。
新築一戸建ての住宅ローン審査の流れ
住宅ローン審査は2段階に分かれています。
まず事前審査です。
この事前審査では、返済能力の有無について、物件価格までの融資が可能か(またはどのくらいまでの融資なら可能か)を調査します。
事前審査によって金融機関でのお墨付きがもらえたら、晴れて気に入った物件の購入を進めていくことができるようになるのです。
基本的には3~4日程度で事前審査は完了し、本審査へと進みます。
本審査はより詳細な項目を調査するため、事前審査より提出する書類も多くなります。
審査期間には1週間程度を要すため、審査全体としては約2週間を想定し、住宅購入のスケジュールを組み立てておきましょう。
事前審査は自分で金融機関に申し込むこともできますが、不動産業者に申し込み依頼するほうをおすすめします。
必要書類や物件・土地の仮押さえまでおこなわれるので、手間がかかりません。
新築一戸建ての住宅ローン審査基準
住宅ローンの審査基準として考慮される項目は、主に以下となります。
年齢
金融機関ごとに年齢制限が設けられており、借入時年齢と完済時年齢があります。
完済時年齢は75歳~80歳までが上限ですが、35年ローンを組む場合、この上限を完済時に超えると組めないということに。
完済時年齢を考えると借入時年齢は30代頃がベストだとされています。
健康状態
住宅ローンを組む際に多くの場合、団体信用生命保険への加入を求められます。
加入者が死亡した際に保険金でローンを完済するものですが、健康状態に問題がある場合は団体信用生命保険に加入できない可能性があるのです。
年収
借入金額に対して十分な収入があるかはもちろんですが、収入に安定性があるかどうか、勤続年数なども判断基準となります。
担保評価
貸し付けに際して、長期となるので金融機関は担保を求めますが、だいたいの場合は購入する物件・土地が対象となるでしょう。
その担保の評価額によって審査の通りやすさが変わってきます。
築年数の古い中古住宅などは担保として認められないケースも少なくありません。