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中古住宅の間取りのポイント

✅ 中古住宅における「間取り」のポイント



1.構造上、間取り変更に制限がある
 在来工法(木造)であれば比較的自由に間取り変更出来ますが、プレハブ工法やツーバイフォー、鉄骨造りでは
 壁が耐力壁となっていて撤去出来ない場合があります。
 特に「壁を抜いて広いLDKにしたい」といった場合は、構造の確認が必須です。


チェックポイント:壁の構造(間仕切り壁か、耐力壁か)、工法(ツーバイフォーでは間取り変更の自由度が低い)



2.生活動線が現代の暮らしに合っているか

 古い住宅では、キッチンが独立していたり水回りが遠いなど生活動線が悪いことがあります。

 例:洗濯機置き場が外、トイレが2階のみ、玄関からキッチンが遠いなど


改善策:リフォームで動線改善できるか事前に確認、キッチン等水回りの配置換えは配管の関係で費用が高くなる可能性



3.収納量と配置

 昔の住宅は収納スペースが少ないことが多い(例:押し入れ1カ所だけ等)。クローゼットやパントリーなどの「今時の収納」があると、

 家具で補う必要がなく空間が広く使える。


チェックポイント:各部屋に収納があるか、玄関や床下など収納の活用が出来るか



4.採光・通風・窓の配置

 建物の構造や隣地との関係により、日当たりや風通しが悪い間取りも多い。

 特に再建築不可や密集地の住宅では、採光が不足する部屋があることが多い。


チェックポイント:日が入りやすい南向き、又は大きな窓があるか、通風のため2方向に窓があるか、中廊下タイプだと暗いことがある。



5.家族構成と相性

 古い家には「和室+狭い居間」など、現代のライフスタイルと合わない間取りもあります。

 例:子供部屋がとりにくい、洗面台が独立していない



6.床レベルや段差の確認

 古い住宅には「バリアフリーでない間取り」が多く、床に段差があると転倒リスクや不便さが増します。


チェックポイント:玄関や廊下、トイレなどの水回りの段差、床が傾いていないか(構造劣化の可能性有り)



7.増築・改築の履歴がある場合は法的な確認を

 過去にリフォームされた物件では、「登記されていない増築」や「建ぺい率オーバー」がある場合も。

 将来売却する際の査定や住宅ローンにも影響します。





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