不動産売買では大きな金額が動くので、その取引は慎重に進めたいものです。
特にはじめての不動産売買の場合、事前に一連の流れと準備しておく必要書類を知っておくと安心です。
今回は不動産購入をご検討中の方に向けて、売買契約の流れと必要書類についてご紹介します。
知っておくと安心!不動産売買契約の一連の流れとは?
自分の不動産を売るとき、あるいはマイホームを購入するときに売買契約を締結します。
売買契約とは、売主の財産が買主に移転するために買主が代金を支払うことを約束する契約です。
不動産購入では、購入を決断してから現地見学を経て購入の申し込みをします。
購入申し込みの次のステップが売買契約で、購入物件や取引の条件などの重要事項の説明を受けて、契約に署名捺印します。
重要事項説明書には登記事項のほかに、水道・ガス・電気などのインフラ設備、私道の負担、マンションの場合は管理状態などが記載されています。
購入後後悔しないためにも、事前に重要事項説明書のコピーをもらい読み込んでおくと安心です。
売買契約は基本的に不動産会社で行われ、契約後2週間から2ヶ月後に決済をします。
先に売買契約の際に手付金を支払い、残りの金額は決済のときに支払います。
売買契約では「物件の金額」、「支払い方法」、「引き渡しの時期」を売主・買主双方で決定します。
もしローン審査に通らなかった場合の対応や、契約を白紙にするための方法についての取り決めも行います。
そのほか物件状況等報告書と設備表の読み合わせをし、不動産の現況、設備の有無についても確認します。
難しい内容も含まれるので、疑問に感じた部分があればしっかり質問をして確認しておきましょう。
早めに準備しておこう!不動産売買契約の必要書類とは?
不動産売買ではそれぞれのステップでさまざまな書類が必要になります。
売買契約の必要書類は本人確認書類のみで、そのほか「印鑑」、「手付金」、「印紙代(もしくは収入印紙)」、「仲介手数料の半金」も持参します。
本人確認書類は運転免許証やパスポートなどの顔写真付きの書類などが必要です。
共有名義の場合は、本人以外にもそれぞれ用意しましょう。
売買契約の次のステップである決済では、売買契約書の原本が必要になりますのでしっかり保管しておきましょう。